春分
昼夜相当する日なり ある天文家は春分を以って暦元となす
(現代の二十四節気考 / 若狭・名田庄 暦会館)
今日は春分ですね。
日本に現存する祝日の中で、自然の節目を元にした日は「春分」と「秋分」だけだそうです。
そして世界中に、この日に名前をつけて大事にする歴史が残っているようですね。
さきほど紹介した言葉は、伊勢神宮の暦の監修をしている「暦会館」を2003年に訪ねた時に頂いたプリントに記されていたものです。
春分の日は、春の彼岸の中日、とも言いますね。
彼岸の入りから彼岸の明けまで、7日間。
その真中が春分です。
・・・
彼岸、春分、ということについて、色々な人がどう言っているのか、少し紹介してみたいと思います。
(少し、と言いつつ長文かもしれませんので、いい時に読んでくださいね〜)
◎岡部賢二さんメールマガジン「ムスビの会ニュース 第172号」より
今日は二十四節気の『春分』です。
昼と夜の長さがほぼ同じになり、この日を境に昼間の時間が長くなっていきます。
また、仏教では太陽が真東から昇って、真西に沈む春分の日は、
あの世とこの世が最も通じやすい日と考えられていて、そのことから春のお彼岸(春分)に墓参りをする習慣ができたそうです。
◎『Standing in balance,walking the Earth.地球と暮らす調和した道』(マリーズ・デュマ)より
春分と秋分には、光と闇のバランスが等しくなるので、女性性と男性性のアンバランスについて考えてみるのによい機会です。
土のエレメントは脾臓/膵臓、そして胃に関連づけられています。
これらの臓器には食べ物を消化し、体中に適切な栄養素を行き渡らせる役割があります。
心理学的に言えば、日々の経験が身になるよう消化吸収して、
役立つアイディアや作品に生まれ変わらせる手助けをしてくれるのです。
これらの臓器に関連する季節は夏の終り、もしくは春分や夏至を含む季節の変わり目の時期です。
土のエレメントはものごとの中心でもありますから、
陰ヨガでは春分と秋分に起こる変化もそこに含まれています。
春分と秋分には、光と闇のバランスが等しくなるので、
女性性と男性性のアンバランスについて考えてみるのによい機会です。
古い習慣を手放し、新しい変化を受け入れましょう。
土のエレメントが活発な時期に行う陰ヨガの練習はグラウンディングに最適で、
いろいろな物事の中心(中庸/中道)を知り、変化する季節を愛おしむことのできる、素晴らしい方法なのです。
この季節は地球がその中心に還って変化の準備を始めるときで、
わたしたちの内面も中心へと還り、氣を成熟させるために十分な栄養を与え、
お母さんが子を慈しむときのように、自分自身を深く育んでいきます。
土のエレメントのスピリットは、
わたしたちの言葉や夢に目的性と意志のともなった確かな基盤を与え、
すっきりとした明晰な考えをもつことができる才能を授けてくれるのです。
あなたが大地とつながる時、はっきりとしたグラウンディングの感覚がそこにはあって、
あなたは自分自身の中心、そしてすべてのものたちの中心へと帰り着きます。
『Standing in balance,walking the Earth.地球と暮らす調和した道』
[著者]Maryse Dumas(マリーズ・デュマ )
[編集]あらたま農藝舎
◎地球暦TIMES(2021.3.20)より【TIMES】2021年3月20日 18時37分
祝 春分 新年度
The Beginning of the HELIO COMPASS New Year !
地球暦が「春分」をお知らせします。
地球の真中心、赤道付近にまっすぐ光が当たり、
北半球と南半球に、同量の光が当たり、
陰と陽がきれいに分かれ、昼と夜の長さが同じ。
春分の日、世界中どこからでも、
朝の日の出の御来光は、
真東から昇ってきて、真西へと沈んでいく。
北と南が、昼と夜が、
東と西が、バランスする。
シーソーの釣り合い、反転する光のバランス。
暑さ寒さもお彼岸まで、陰でも陽でもない中道。
蓮の花の上で見渡す、一年のセンターライン。
春分点、肌で感じる、太陽と地球の交差点。
羅針盤、方針定まり、御来光の光、通じて、
VERNAL EQUINOX、僕らがひとつになる祭り。
◎Wikipedia『彼岸』より
・語源
サンスクリットのパーラムの意訳であり、仏教用語としては、「波羅蜜」(パーラミター)の意訳「至彼岸」に由来する。
悟りに至るために越えるべき迷いや煩悩を川に例え(三途川とは無関係)、その向こう岸に涅槃があるとする。
ただし、「波羅蜜」の解釈については異説が有力である。
・由来
浄土思想でいう「極楽浄土」(阿弥陀如来が治める浄土の一種、西方浄土)は西方にあり、
1年の内で2度、昼と夜との長さが同じになる春分と秋分は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので、
西方に沈む太陽を礼拝し、遙か彼方の極楽浄土に思いをはせたのが彼岸の始まりである。
昼夜・東西が平行になるお彼岸の時期には、「あの世」へのゲートが開くといわれてきた。
現在ではこのように仏教行事として説明される場合が多い。
それがやがて、祖先供養の行事へと趣旨が変わって定着した。
しかし、彼岸の行事は日本独自のものでインドや中国の仏教にはないことから、
民俗学では、元は日本古来の土俗的な太陽信仰や祖霊信仰が起源だろうと推定されている。
五来重氏は彼岸という言葉は、豊作を太陽に祈願する太陽信仰の言葉の「日の願い」が、
「日願(ひがん)」として、仏教語の「彼岸」と後から結びついたものであるとする。
民間習俗と彼岸の名称とその時期とが結合して、仏教行事になり、歳時習俗として生活の中に大きな存在となった、と指摘する。
・・・・・・・・・
◎『冨貴電報』音声版、昨日アップしました
内容は
・春分、彼岸について
・今考えていること、やっていることについて
です。
以下、音声配信の内容とリンクするキーワードと関連URLを貼っておきます。
・・・・・・キーワードたち・・・・・・
◎続・地球の集まり
アメリカ西海岸を拠点にして活動するグループ。
先日、お話会を主催していただきました。
今後も継続的にお話会をやっていこうという話になっています。
(以下のページに、イベント概要も載っています)
◎いのちとみそ
2018年8月に作ったブックレットです。
1年前から品切れていることに最近気づきました。
製本、発送の体制を立て直しながら、このブックレットも増刷できたらと思っています。
この機会に仕入れたい!という方に、10冊以上で1冊300円で卸させていただきます。
興味がある方は、冨貴書房か冨貴電報宛にメールでご連絡ください。
・三宅商店
このメルマガで、僕が読んでいる本やサイトを紹介して「ここで買えますよ」という案内を書こうとしたら、
すべてが三宅商店の案内になってしまうことに気づきました。
この1年ちょっとの間に、買い付け、仕入れの仕事もするようになった中で、
自分が勧めたい本が商店の本棚に並んでいる状態になったのだなと、実感しています。
みんなが扱いたいものをみんなで取り扱う、元々は当たり前だった「コミュニティマーケット」のあり方を、皆で模索していけたらと思っています。
◎CD『守りたい山がある〜リニア計画と私たちの暮らし』
装丁家の川邊君、名前のない新聞のあぱっちさんの協力で、トークCDが完成しました。
長野県大鹿村に暮らす山根沙姫ちゃんと、高尾の坂田昌子さんのお話を収録した2枚組のCDです。
リニア計画についての色々な情報も、リーフレットにまとめて封入しました。
CD情報はこちら
◎オンラインコラボ講座
タイトル「放射能をかむがえる〜ヒバクと向き合うイノチの話」
このテーマで、こじまりえさんと継続的に続けていきます。
今回はその1回目です。
継続的に会を持ちながら、皆さんと色々コラボレートしていきたいと思っています。
◎note
最近noteに『放射能と向き合ってきた人びと』というシリーズ記事を書来ました。
りえさんとの講座のレジュメにも出来るように意識して書いてます。
耳で聞いたり、読んだり、はなしあったり、いろんな形で多角的に、と思ってます。
◎Nesto
最近スタッフとして関わっています。詳しくは次号以降お話できたらと思います。
◎music is love
最近はジャズをよく聞きます。
ロンドン界隈のミュージシャンたち、ロバート・グラスパー、ホセ・ジェイムス。
そして、1950年代のマイルス・デイヴィスのレコード達。
『FYAH』THEON CROSS
(GEARBOX / 2019)
これは、そのロンドンを中心に活動するジャズチューバ奏者テオン・クロスのソロ作。
ドラマーはモーゼス・ボイド、サックスはヌバイア・ガルシア。
シーンの活況が伺える、とてもいいセッションです。
そして、アイルランド由来のフォーク・ミュージック。
バンジョーと歌のみによる名演。
『FOLK SONGS and BALLADS of the BRITISH ISLES』
sung and played by PAUL GWYNNE PHILLIPS
(FOLKWAYS RECORDS / ANALOG)
SPOTIFYのプレイリストでは、以下のプレイリストを気づけばよくかけています。
茜染めをしながら4時間ほど延々とかけていると、
途中でSpotifyをかけていることを忘れて「このとてもいいラジオ局はどこだろう」と思ったりすることがあります。
spotifyプレイリスト『LA MUSICA ES AMOR』
music is love.
・・・電報インフォメーション・・・
◎フェイスブック『冨貴電報サロン』
冨貴電報読者の皆さんと交流したい!という思いで作ったクローズド・コミュニティです。
情報交換、イベント相談や案内、などいろいろやっています。
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冨貴電報 冨田
拝